宮城県保険医協会
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2016年1月 理事長挨拶
Posted on
2016年1月1日
by
adminhok
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(2016年1月)
新年のご挨拶を申し上げます
理事長 井上 博之
宮城県保険医協会の会員の皆様に、そして、医療問題に関心を寄せておられる方々に、2016年の年頭のご挨拶を申し上げます。
2015年を振り返り
昨年は、憲法の危機、民主主義の危機を感じて、多くの国民が、津々浦々で、「戦争法反対」の声を挙げました。民意を踏みにじる強行採決で悪法が成立してしまいましたが、政治に無関心と言われた若者から戦争体験のある高齢者まで、その連帯の中で生まれた熱気は簡単に冷めてしまうことはないでしょう。
国民医療の充実を願う保険医協会としても、これらの人々と連帯し、運動に参加してきました。その経験を活かして、本来の運動にも精力的に取り組みました。目先の医療費削減にだけ目を奪われた政府の社会保障費抑制策が強行されようとしている中、これに抵抗する運動に力を入れてきました。国会や厚労省へも出向きました。診療報酬マイナス改定攻勢の中で、堂々とプラス改定の必要性を訴え押し返しました。
2016年を展望して
今年3月には、東日本大震災から丸5年を迎えます。震災直後に、全国から受けた支援の数々を思い返す機会を持ちます。たくさんの犠牲を払って遺してきた教訓を、みんなのものにしていく必要があります。また、被災者の医療費窓口負担免除は、被災者にとって切実な要求であり、宮城県での取り組みが全国から注目を浴びています。
地域包括ケアが議論される中、私たちの考える地域医療のあり方も示していきたいと思います。マイナンバー制度が動き始めます。夏には参議院選挙があります。来年春の消費税10%を止めさせる運動も盛り上げたいですね。
新しい会員を迎えることが、協会を活性化します。未入会の先生が近くにおられましたら、是非一声かけていただければと思います。
今年も、力を合わせ、熱き思いを持続させながら、前に進んでいきましょう。
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