(2023年2月)
歯科署名にご協力をお願いします
理事長 井上 博之
「歯医者に行きたいけどお金が心配!」と思っている方はまだまだ多いようです。「お口の健康が全身の健康に密接に関係している」との研究データなどが示されているにもかかわらず、すぐには歯科受診につながっていません。また、子どもの歯並びや噛み合わせへの関心が高くなっています。昨年実施した県内でのアンケート調査で、圧倒的多くの保護者や養護教諭が歯科矯正の保険適用拡充を願っていることが示されました。いま、「保険でより良い歯科医療の実現」は、みんなの願いになっています。
2年前にも取り組んだ歯科署名ですが、国民の歯科医療への関心が高まっている新たな状況の中、これから5月までの間、全国的な大署名運動に取り組むことになりました。宮城県では、市民とともに歯科医療の改善をめざす「保険でより良い歯科医療を」宮城の会がこの署名を推進します。
当会はこれまで様々な署名運動に取り組んできました。その都度、市民団体の皆様にも協力を呼びかけ、多くの署名集めをしていただきました。集まった署名の力は絶大です。今回も請願項目になっています「健康保険で受けられる歯科医療の範囲を広げてください」は、少しづつではありますが実現しています。コロナ禍が続いていますが、工夫をして取り組んでいただきたいと願っています。また、この署名は歯科分野に限ることなく、日常診療などで歯科との連携の大切さを思っておられる、医療・福祉関係者の皆様にも広くご協力いただきたいと考えています。
集まった署名は6月1日に集約し、国会に提出します。これまでに倍する署名を集め、さらに多くの国会議員の方々の協力を得られるようにしたいと思います。皆様よろしくお願いいたします。