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歯科署名みんなで盛り上げましょう

理事長　井上 博之

　「歯医者に行きたいけどお金が心配！」と思っている人はまだまだ多いようです。「お口の健康が全身の健康に密接に関係している」との研究データなどが示されているにもかかわらず、すぐには歯科受診につながっていません。また、子どもの歯並びや噛み合わせへの関心が高くなっています。宮城県内での調査で、圧倒的多くの保護者や養護教諭が歯科矯正の保険適用拡充を願っていることが示されました。いま、保険でより良い歯科医療の実現は、みんなの願いになっています。
　２年前にも取り組んだ歯科署名ですが、国民の歯科医療への関心が高まっている新たな状況の中、今後半年間、全国的な大署名運動に取り組むことになりました。宮城県では、市民とともに歯科医療の改善をめざす「保険でより良い歯科医療を」宮城の会がこの署名を推進します。

保険医協会会員が署名運動進める先頭に
　当会はこれまでさまざまな署名運動に取り組んできました。その都度、みやぎ生協や老人クラブなどの市民団体に協力を呼びかけ、多くの署名集めをしていただきました。それに比して、当会の会員の署名集めは、年々減少傾向にあります。日常の忙しさの中で署名運動を進めるのは大変だと推察いたします。でも、集まった署名の力をご考慮いただき、少しの時間を割いてご協力いただきたいと願っています。また、この署名は歯科会員のためだけでなく、日常診療で歯科との連携の大切さを思っておられる医科会員にも大いに協力いただきたいと考えています。
　集まった署名は５月に集約し、国会に提出します。これまでに倍する署名を集め、国会議員の協力をさらに引き出せるようにしたいと思います。会員の皆様よろしくお願いいたします。

本稿は宮城保険医新聞2023年1月25日（1803）号に掲載しました。

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