ご協力ください「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」
人生の喜びは楽しく食べることに!
理事 高橋 征
人生の喜びは食べることにあり、喜びをもつ人生は生きがいのある人生であります。この生きがいと喜びの原点に歯の健康があり、歯の健康を守る「保険で良い歯科医療」は絶対に必要であります。6月3日の「保険で良い歯科医療を」全国連絡会の歯科総行動集会に参加し、コロナ渦の中で、歯科受診控えの結果、「コロナ虫歯」と言われるように、お口の状態が悪化している、またお口は細菌やウイルスの一番大きな出入り口であるため、お口の健康は感染症予防のためにもとっても大切であるという両面が明らかになったことを再認識しました。口腔と健康と全身の健康は密接に関わっています。
子どもが学校歯科検診で不正咬合と指摘された一人の母親の発言から始まった運動で、矯正治療に保険適用拡充の国会請願が採択されました。歯を多く保つと「鬱」予防につながる、欠損歯数が多いものほどアルツハイマー型認知症のリスクが高くなる、歯科検診を積極的に行うと、医療費を下げることができるという多方面からの発言。人々の命を守るためにも歯科医療の重要性は言うまでもありません。
最近、全身に対する歯科関連の医学的研究発表を多く目にすることがあります。お金の心配をせずに安心して歯科医療を受診できるように、医療費助成制度の充実を求めて保険でより良い歯科医療の実現を求めて請願署名を広げております。
一人一人の署名の山を積み上げることで、国会への要請が力強さを増します。歯科会員はもとより医科の会員の先生方々の皆様のご協力および患者様などにも署名のお声がけを改めてお願いいたします。
本稿は宮城保険医新聞2021年8月25日(1758)号に掲載しました。